2009年01月17日

論文の書き方のコツ

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

最近、論文執筆に追われて、けっこう大変なんですが、
ようやくコツみたいなものが見えてきた気がするので、
もしかしたら参考になるかもしれないので、書いておきます。

ちょっと今回は、いつもと違ってシリアス調です。


論文は、データと結論が一対一なら、構造的に書きやすいんですが、
多対多の関係になる事のほうが多いので、
そういう場合にどういう構造で書くか、かなり悩むと思います。
(この情報が錯綜してる状態が、少なくとも自分の頭の中での生の情報構造の姿に近いようです。)

これを論文という、線形な形に直すために、
結局、結果を凝縮した図表を作成して(できるだけ最終形態に近い形で)、
それを骨組みとして、それぞれの図表の補足説明をしてるような気分で書いて行くと、
そこそこ分かりやすく、多少の複雑性も残したものが書けるのではないかと。

でも、そのステージに至る前に、
同僚に自分の研究の結果とその意味を説明するためのメールを書くような気持ちで
(本当に書いてもいいのですが)、とりあえず構造もなにも考えずに
説明したい所から、説明のパーツを作って行くような感じで書いて行くと、
Writer's blockから抜け出せるような気がします。
(ある程度の量を書かないと、書くための脳が働きませんし。)

そして、その説明のパーツと、先に述べた図表をどのように
組み合わせたらいいかなと考えると(それがまた難しいのですが)
なにか構造への道筋が見えてくるような気がします。
(今回の自分の場合がそうだったという、ただそれだけの非統計的な根拠なのですが。)


以上です。


PS
最近、異常気象的に暖かいですが、
そのうち寒くなった時に調子を崩さぬよう、お気をつけ下さい。

来週の火曜日は、Obamaのinauguration。
どんなスピーチになるのでしょうか?
無事に終わるといいですが・・・。
posted by rio at 19:27| Comment(0) | Academic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月09日

前もってクラスの講師の名前を知る方法

ちょっと時期が遅いかもしれませんが、
クラスのレジストネタで一つ。

クラスをレジストする時は、
http://registrar.ucdavis.edu/csrg/schedule.cfm
等を見て、
取るクラスのスケジュールの
組み合わせ等を考えながら決める訳ですが、
やはりその際に重要なファクターが、講師。

名前さえ分かってしまえば、
http://www.ratemyprofessors.com/SelectTeacher.jsp?sid=1073
で、評判を探せるんですが、
スケジュール票では、"The Staff"となっていて分かりません。

それを知る方法は、結構簡単です。
その授業の学科のオフイスに行けば、大抵教えてもらえます。
(どの学科でも教えてくれるのかは分かりませんが、
自分の学科と、English Departmentでは教えてくれます。)

残念ながら、TAが誰になるかは事前には分かりません。
(TAも学期の始まる数日前に知らされますから・・・。)
特にイントロのクラスでは、TAの質でかなり
授業の体験や結果が左右されたりする場合があるのですが、
こればっかりは運と諦めましょう・・・。
(もし、いいTAを見つけられたら、
自分のセクションとは関係なく、ディスカッションに行ったり、
オフィスアワーに行ったりするのも、ありかと思います。
ラボは大抵ダメですが。)


それでは、残りのFinalも頑張ってください。
posted by rio at 13:11| Comment(0) | Academic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月14日

勉強しようにも机に向けない時

みなさん、お久しぶりです。
Finalも明日で終わりですね。
今更、こんな記事書いても意味無いんですが、
今だからこそ、「もっと勉強しなくちゃ」と
思ってる人も多いと思うので、
(quarter制だと、finalが終わってようやく
授業の意味が分かり始めたりするんですよね・・・。)
まあ、来学期のためにメモがてらに。

とりあえず、勉強できない時は
1) 運動する
2) カフェインを採った後に、15-20分くらいの仮眠を取る。
なんかをして頭をスッキリさせるのが先決ですが、
頭がだいぶスッキリしても乗り気にならない時もあります。

そう言う時は、30分ごとに自分が今なにをしてるかの記録を作ってみましょう。
すると、やはり勉強しようと思ってる時間の大半が
勉強に使われてない事が分かると思います。
でも、なぜか不思議にそれが目に見えると
人間というのは不思議な物で、それを減らしたくなる衝動に駆られるもんです。
「お、この30分は久々に集中できたじゃん。よし、じゃあ30分休憩。」
まあ、この辺から初めて段々、45-60分サイクルの集中期間ができるようになったら、
とりあえずリハビリ終了です。
後は、まあ個人個人でアレンジして行ってください。
この方法で本当に集中できるかどうかは、個人によるので約束できませんが、
少なくとも無意味な現実逃避に時間を丸一日使ったりするという
最悪の事態は避けられる様になると思います。
(一日に十数回も自己嫌悪を感じ続けても平気な人は少ないでしょうからね。)

休憩の合間に、ちょこっとした家事とか、メールの返事とかをすると、
それ専用に時間を設けなくてよくなるので、一石二鳥かもしれません。

それでは、みなさん良い冬休みを!!
posted by rio at 14:02| Comment(0) | Academic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月18日

日米の論文のスタンスの違い+ESL essayのコツ?

文章編ついでに、これも普段から思ってた事なので、残しておきます。

アメリカの論文は、概して「先ず結論ありき」な感じがします。
自分のポジションを最初に明確にしておいた上で、
それをサポートするためのevidenceやlogicをどんどん出して行くとい感じです。
別の意見ももちろん紹介しますが、それもあくまでも
「自分は公平なんだよ〜」というのをアピールするためのポーズで、
反論の一番強いポイントや、自分の論の一番弱いポイントに
たとえ自分が気づいたとしても、それが他人に気づかれてなければ
わざわざ明かすような事はしません。
そして、criticalに見れば穴だらけの論文でも有名な雑誌に通ってしまうのです。
昔、すごい結果を出したという事が大きく聞いてるおかげで。
いかに論理的破綻を少なくするか、突っ込みどころを少なくするかと
とてもディフェンシブな論文が多いのです。当たり障りがないというか。


そして、日本人の書く論文は概して全体を本当に公平に扱うというか、
criticalになりすぎて、結論はどっちとも言えないというように、
「矛盾」の語源となってるエピソードのように全ての論が破綻してしまって、
「結局、君のポジションはどこなんだ?」と焦点が分からなくなりそうな文章になりがちです。
生真面目な性格が災いしているのでしょうか?
そこまでクリティカルに考えられる人なら、
ちょっと不誠実かもしれませんが、相手の論を少し弱くすると、まとまった論になると思います。
ただし、理系の場合は、本当はこれではいけません。
そのどっちつかずの状態に決着をつけるような実験結果なり、それの解釈なりをつけないと
やはりgreat workとは言えないでしょう。

文系でもそうすべきなんですが、そんなに気軽に追加実験等はできませんし、
人間や社会が関わってくると、やはり決定的な要因や証拠等はなかなか出せないので、
最終的に、それぞれの論の強弱の割合はこれぐらいですよ、
とその混合具合を描くのが、一番リアルな描写に近づけるので、それに落ち着くしかないのでしょう。
(そこで、いかに自分の論を一番強い論にするかが腕の見せ所。
やはり自分だけの新データや解釈/分析は欲しいところですけどね。)


というわけで、いろいろ書いてみました。
ESLのessayで苦労してる人も、自分の立場を明確にして、
それを裏付けるevidenceやexplanationsをbody paragraph 3-5個くらい
立て続けに書いてやれば、大抵うまく行きます。
そして、ESL essayの楽な所は、evidenceは必ずしもfactでなくてもいいので、
最悪、"personal experience"を持ち出してもなんとかなってしまいます。
(論文では勿論そうはいきませんが・・・。)
そして、必ず反論で一番強そうな物を終わりの方のparagraphで紹介して、
それの一番弱い所をたたいてやれば、かなり"academic"なessayっぽくなるはずです。

後は、http://www.alc.co.jp/ やGoogleを活用して
ガンガン色々な表現を使って書いておけば、OKです。
(98年当時は、そんなもの無かったですから、かなりしんどかったです・・・。)


それでは、がんばって書いてみてください。
posted by rio at 19:02| Comment(0) | Academic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

速読とかskimmingとか

今日、論文をパパーっと流し読みというかskimmingをしていて、
気がついたので、ちょこっとメモ代わりに。

理系はともかく文系の文献とか
おそらく普通に一字一句全部均等に読んでいては、
おそらく体が保たないのではないかと思います。

そこで、skimming=流し読みをまずします。
これの目的は、精読する価値のある部分を選ぶ事と、
大体の話の流れを頭の中に入れる事によって、
精読の時の集中度を高める事にあります。
(集中してないと、同じ行を2〜3回読むとかしょっちゅうあります。)

やりかたは簡単です、パラグラフ単位くらいでザザっと見て、
そこはexampleなのか、explanationsなのか、summaryなのか等そのparagraphの役割と
目に引っかかった単語からどんな話題をしているのかを推測します。
一番最初と、最後の行と気になるフレーズが目についた時だけは
ちょっとゆっくり見ておくといい感じになるかもしれません。

で、自分が重要だな、と感じたparagraphにはマークとか付けておきます。
ものすごく感じた所は、一時的に精読してもOKです。
大体、そこが肝になってるでしょうから。

そんな感じで緩急つけて全部通して読んでしまいます。
一ページ辺り、30秒くらいでしょうか。
イメージとしては、早口の洋画を字幕無しで映像からストーリーを推測して読むような感じです。
自分の頭の中に、おおまかな文章のイメージができあがってれば、成功です。

理系の教科書の時でも、どのparagraphにlectureで言ってたことが多く説明されてるか等を、
チェックしたりすれば応用できるかもしれません。

話は変わりますが、逆に読みやすい文章を書きたい時は、
skimmingがしやすいような構造の文章にしてやるといいのだと思います。
常にtopic sentenceを見出しみたいな感じでつかって、
興味あるリーダーにはそこでスピードを落としてもらうような感覚で書くと、
英語の文章っぽくなるような気がします。

ただ、難点なのは骨格を作るのは、non-nativeでもあまりハンデがないのですが、
肉付けとかstory development等をする時に、やはりnativeとは差が出てしまうようなので、
そこの部分だけは文章力を補ってあまり有る、論理力とコンテンツで勝負してください。
(ESLのessayがものすごく書きにくいのは、そこで差別化がなかなか図れないからだと思います。
本当に英文の表現力の差が、もろに評価に響きます。)


というわけで、skimmingについて思った事を書いてみました。
必ずしも成績アップや理解度アップに繋がるかは分かりませんが、
場合によっては、凄い威力を発揮すると思うので、一度試してみてください。


posted by rio at 18:34| Comment(0) | Academic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月17日

新しく来た人のための ToDoリスト

もうすぐ新学期ですね。
自分は、あまり夏休みとかは関係ないのですが、
やはりキャンパスが賑わうのは悪い気はしません。

さて、来たばかり人のが考えないといけないスケジュール
とToDoを少しまとめてみました。(去年も似たような事を書いた気もしますが・・・)
LivingとAcademicに分けて。

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posted by rio at 15:38| Comment(1) | Academic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月28日

進学組のOPTの美味しい使い方 その2〜OPTを使うタイミング

こんにちは。
信じられない暑さの続く6月のDavisですが、
みなさんいかがお過ごしですか?

今日は、ずっと前に書いたOPTに関する記事
http://ucdsurvival.seesaa.net/article/11799948.html
の続きを書いておこうと思います。
前回は、院進学するためには、学部での研究経験が重要だという事と、
その重要性にも関わらず普段の学期中ではなかなかその時間を取れないので、
その時間作りの為にOPTを利用できる、ということを提案してみました。

そこで、今回はどんなタイミングでOPTを使うのいいのか
という事を少し考えてみる事にします。

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posted by rio at 14:02| Comment(2) | Academic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月17日

進学組のOPTの美味しい使い方 その1〜OPTを使うべき理由

こんにちわ。3連休、みなさんいかが過ごされましたか?

今日は今まであまり扱わなかった
進学関係のアドバイスを書いてみようと思います。

Optional Practical Training (OPT) というのは、
卒業後に最大12ヶ月、アメリカ内の企業等で、
自分の専攻と関係のある仕事をするという名目で
合法的に滞在・労働することのできるステータスです。

普通は、これを使ってアメリカの企業に就職してる間に
なんとかH1ビザを発行してもらう等、
現地就職組の人が使うべきビザだと思うのですが、
これを現地進学組の人向けに使う方法を
大学院に入る為のアドバイス等も交えながら、
ご紹介してみたいと思います。

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posted by rio at 04:43| Academic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月12日

エッセーのポイント

今まで、UCDで数々のessayをクラス(ほとんどESLやlower divisionですけど)
の課題やテストで書いて、
オリエンテーションとかで受ける英作文の試験や
Subject Aの試験で重要視されるポイントというのを色々と教えられたので、
参考までに書いておきたいと思います。
絶対ではないし、あまり具体例もないので、
指針的なものとして受け取ってください。

大事なポイントは

1)構成
2)単語/文法/構文を適切に使っているか
3)内容その他

1)、2)がPassing Gradeの4(6段階中)を取るのに最重要で、
3)はそれ以上の成績を上げるのに使われるくらいです。
(Subject Aのスタンダードについては
http://www.ucop.edu/sas/awpe/process.html を参考してください。)

結構、この順序を逆にしてしまう場合が多いです。(自分もそうでした。)
(SATやTWEのお手本文みたいなのを書くのは、自信のある人以外は諦めましょう。
ちょっと崩れると速攻でボロボロになります。)

では、1)と2)を詳しく説明していきます。
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posted by rio at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | Academic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月09日

オリエンテーション

SISSの主催するInternational Student Orientation Programが
来週の9月13-17日に開催されますね。
これに合わせてくる人も多いのかな?
http://siss.ucdavis.edu/orientation_students.htm
まあ、出なくてもなんとかなるんですけど、
どうせ他に大してやる事もないでしょうから、
興味のあるやつだけでも出たらいいんじゃないでしょうか?
自分の時はオリエンテーション期間中は
寮に泊めてくれたんですが、今はどうなんでしょうか?
もしまだそうなら、その間にアパートを探すことができていいんですが。
4〜5日あれば、ここのサイトで予備知識つけてれば、十分見つかると思います。
(ルームメート編間に合うかな?)

一般生徒用のオリエンテーションもあります。
http://registrar.ucdavis.edu/csrg/orientation.html
上とかぶってる内容が多いので、
留学生用のに出たなら、こっちはスキップしてもいいですね。
おそらく重要なのは
9/24-25 入寮
9/24-27 UCD Photo ID作成。4年使う写真になるので、ちゃんと準備しよう。
(なくしたら$15くらいで再発行できるけどね。)
けっこう並ぶと思うので、空いてるときを狙って。
Placement exam

9/21 9am-11:30am 194 Chem
English Exam for International Students (交換留学生+大学院生用?)

9/26 1pm
Precalculus Qualifying Exam
新入生はほぼ全て受ける事になります。
内容はほぼ中3レベルなので、
Bookstoreで売ってる過去問を一通りやって
用語にだけ慣れとけば、ほぼ満点取れると思う。
必要点数は自分がとるコースのレベルによって違うので、各自参照。
9/27 8:30 am
ESL Exam for undergrad (新入生用)
これのポイントについては別項目で。
でも、ほとんど準備しようないので、まあ寝不足・寝坊しないように。
Subject Aの試験はそれ専用に準備しとかないと受からないと思うので、
こっち受けといた方がいいだろうな。(選択できないかもしれない。)

1:00 pm
Chemistry Exam
理系の新入生はほぼ必須。
過去問は売ってなかったと思うけど、どこかで手に入ったような気もする。
高校でやった化学を多少覚えてれば、大丈夫だと思うけど、
nomenclature(命名法)はこっちの参考書or教科書見といた方がいいかも。
どうせ2Aでやるから、予習のつもりでやっとくと後が少し楽になる。
(なんせ7年前なので、あやふやな記憶ですいません。)
posted by rio at 17:11| Comment(4) | TrackBack(0) | Academic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月29日

Davisに来る理由その2 その他の学問編

さてさてDavisに来る理由の続きです。
前回挙げた分野ではUCDは間違いなく全米トップレベルなんですが、
それ以外の分野でもかなり健闘しています。
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posted by rio at 04:37| Comment(10) | TrackBack(0) | Academic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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